日経平均の動向
2026年6月17日の東京株式市場で、日経平均株価は前日比497円高の69,902円25銭で取引を終えた。終値ベースで連日最高値を更新し、取引時間中には一時7万円台を回復する場面もあった。
朝方は前日の米ハイテク株安の影響で売りが優勢となったが、押し目買いが入り上げ転換した。原油価格の下落や米国のインフレ抑制期待を背景に、幅広い銘柄に買いが広がった。
背景となる市場環境
日銀が政策金利を1.0%程度へ引き上げる決定をしたことを受けて、市場の反応は落ち着いたものとなった。国債買入の減額停止方針も示され、緩和的な環境が継続するとの見方が広がった。
米イラン間の合意進展による地政学リスクの低下も、投資家心理を支える材料となった。ドル円相場は160円台で推移し、輸出関連株を中心に支援材料となった。
個別銘柄の動き
上昇したのはガラス土石や機械、精密機器、電気機器などのセクター。レーザーテックや川崎重工、イビデンなどが目立った。一方、海運や鉄鋼株は売られた。
市場関係者は、7万円の大台を意識した動きが今後も続くとみており、利益確定売りと先高期待が交錯する展開が予想される。
今後の焦点
17日夜には米FOMCが開催される。FRB新議長の初会合として注目されており、発言内容次第で為替や株式市場に変動が生じる可能性がある。
国内では日銀の追加利上げペースや、企業業績の動向が株価を左右する鍵となりそうだ。