サムスン電子が2026年下半期に投入するとされる次世代折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold 8」シリーズで、横長ディスプレイを採用した「Wide(ワイド)」モデルの生産比率を高める方針だと、サムスン系メディアSammyGuruが9月21日に報じた。従来の縦長フォールドから横長フォームファクタへのシフトを示す動きとして受け止められており、タブレットに近い使い勝手を求める層を取り込む狙いがあるとの見方もある。
横長フォームファクタへのシフトとの報道
Galaxy Z Foldシリーズは初代から縦に折りたたむブック型フォームファクタを踏襲してきたとされるが、Z Fold 8では「Wide」と呼ばれる横長ヒンジ構造の派生モデルがラインナップに加わると報じられている。
SammyGuruによると、サムスンはZ Fold 8 Wideの生産計画を上方修正し、同時に従来型のZ Fold 8およびFlip 8の生産枠を縮小する方向で調整中だと報じられている。横長モデルは開いた際にアスペクト比が4:3に近くなり、マルチタスクや動画視聴、電子書籍閲覧でタブレットライクな体験が得られるとされる。
なぜ今「Wide」なのかとの見方
背景には折りたたみスマホ市場の成熟と競合他社の動きがあるとの見方もある。ファーウェイがMate Xシリーズで横長フォールドを先行投入したとされるほか、グーグルもPixel 9 Pro Foldで横長設計を採用したとされる。サムスンとしては生産性用途での優位性を打ち出す必要に迫られたとの見方も出ている。
業界関係者は横長フォールドについて、アプリ最適化のハードルが高いがOne UIのマルチウィンドウ機能と相性が良く、サムスンがソフトウェア面で先行できる領域だと指摘したと報じられている。
Flip 8縮小観測と位置づけの変化
一方で、コンパクトフォルダブルのGalaxy Z Flip 8は生産計画が切り下げられるとの観測が報じられている。同シリーズはファッション性や携帯性を訴求してきたとされるが、中国メーカーが同価格帯で高スペックな縦折りモデルを投入し始めたことで差別化が難しいとの見方もある。


