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GPU・メモリの価格上昇で中古市場にも関心 AI需要との関係をデータで整理

デイリートピックス編集部公開: 2026/10/04約3分で読めます2 views
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# GPU・メモリの価格上昇で中古市場にも関心 AI需要との関係をデータで整理

AIデータセンターの拡大に伴ってメモリ価格の上昇が予測され、米国では一部のPC向けGPUの販売価格も上がっています。中古市場にも高値の成約例がある一方、GPU全体の中古価格を集計した指標は横ばいでした。AI需要が新品・中古のPCパーツ価格を一律に押し上げたと結論づけるだけのデータはなく、製品や市場ごとに価格の動きを見る必要があります。

データセンター需要は大きく伸びるが、個人向けGPUとは別の市場

NVIDIAの2026年8月発表によると、2027年度第2四半期のデータセンター部門の売上高は890億ドルで、前年同期から117%増えました。これはAI計算基盤を含むデータセンター事業の売上です。家庭用パソコン向けGeForceの販売価格や出荷量を示す数字ではありません。

メモリ価格にも上昇圧力が見込まれています。調査会社TrendForceは2026年9月30日、同年10〜12月期の従来型DRAMの契約価格が前四半期比で10〜15%、NANDフラッシュが15〜20%上がると予測しました。これはメーカーと顧客の契約価格の見通しで、店頭のメモリやSSDの値上がり率を示すものではありません。TrendForceは、AIサーバー需要が強い一方、消費者向けの需要には弱さが残るとも説明しています。

HBM(高帯域幅メモリ)は別の市場です。TrendForceは2027年のHBM平均販売価格が前年比121%上昇すると予測しました。HBMの価格見通しを、一般的なパソコン用メモリの値上がり率として扱うことはできません。

PC向けGPUの値上がりはモデルごとに差

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米PC Gamerは2026年10月1日更新の記事で、米国の販売店に掲載された価格を追跡し、GeForce RTX 5070の最低掲載価格が最近27%上がったと報告しました。同記事は、16GB版RTX 5060 TiやRTX 5070 Ti、RTX 5080なども値上がりしたと述べています。ただし、この価格情報は特定時点の販売店の掲載価格で、全店舗の平均や売買成立価格ではありません。

また、AI向けの計算設備と個人向けGPUは、製品・販売先・価格の指標が異なります。メモリ供給や製造コストがPC部品に影響する可能性はありますが、これらのデータだけでは、AI需要がGeForceの店頭価格を直接引き上げたとは結論づけられません。値上がりの背景をAI需要だけに絞るのではなく、型番ごとの在庫や販売店価格の推移と分けて見る必要があります。

中古GPUは横ばい指標と個別の上昇例が並ぶ

中古品では、集計方法によって見える動きが異なります。PC Part Valueが2026年9月30日に更新した米国eBayの成約価格指数では、週次比較ができた81種類のGPUの中央値変化は0%でした。内訳は値上がり32種類、横ばい19種類、値下がり30種類です。一方、同サイトのRTX 3090の集計では、直近30日間の中央値が23.1%上がっていましたが、成約標本は7件と限られます。個別モデルの動きを中古GPU市場全体へ広げることはできません。

国内の中古DDR5メモリにも取引データがあります。hacci.devが10月4日22時に更新した集計では、デスクトップ用DDR5の中古32GBキット(16GB×2)の直近60日間の成約中央値は5万円でした。同じページの容量別データでは、速度やメーカーによって価格に差があります。この数字は中古成約の目安であって、AI需要による値上がりや前年からの上昇を示す比較ではありません。

中古品の価格を判断するときは、「中古GPU全体」や「DDR5全体」といった大きなくくりだけでなく、型番・容量・速度と、同じ期間の成約価格を照らし合わせる必要があります。AIインフラ需要は拡大し、メモリ契約価格の上昇も予測されていますが、PC向けGPUや中古品の値動きは一様ではありません。AI需要と中古相場の関係を判断するには、市場別の価格と取引データを分けて見る必要があります。

出典・参考リンク

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