今週のガジェットニュースは、ネットワークとディスプレイを中心とする動きが目立った。ASUSが1万円台のWi-Fi 7対応メッシュルーターを発売したほか、エレコムもWi-Fi 7対応の新製品を投入しており、家庭内ネットワークの主流規格がWi-Fi 7へ移行しつつある様子がうかがえる。一方、Samsungは毎秒1100フレームという超高リフレッシュレートのモデルを含む2027年モデルのゲーミングモニター「Odyssey」を公開した。価格やスペックに関わる実用的な話題を中心に、今週の動きを振り返る。
1万円台に届いたWi-Fi 7メッシュルーター
INTERNET Watchの報道によると、ASUSは次世代通信規格Wi-Fi 7に対応し、2.5GbEポートを備えたメッシュルーター「RT-BE3600J Pro」を発売したと伝えている。価格は1万円台だという。日本ではWi-Fi 7対応ルーターが数万円クラスのハイエンドモデルに集中していた経緯があり、この価格帯に届いた製品は導入のハードルを下げる意味で大きいと言える。
Wi-Fi 7(IEEE 802.11be規格)は、チャネル幅を広げるとともに複数の帯域を同時に使い分けることで、高速かつ低遅延な通信を可能にする新しい規格だ。日本では10ギガ回線のプランが広がり、4K動画配信やクラウドゲームといった高負荷な用途が身近になったことで、自宅ネットワークの無線部分がボトルネックとして指摘される場面が増えており、新しく発売されるスマートフォンやPCを中心に対応が進んでいる。
同じ週には、INTERNET Watchの報道によるとエレコムからもコンパクトなWi-Fi 7対応ルーター「WRC-BE36GS-B」が発売されたと報じられている。大手2社が相次いで製品を投入したことで、これまで一部の愛好者向けだったWi-Fi 7対応モデルがスタンダードな価格帯へ裾野を広げ始めたと読むのが自然だろう。2.5GbEポートへの対応も光回線の高速化と歩調を合わせて広がっており、1万円台の製品にも搭載される段階に入ってきた。
Samsungの2027年モデル「Odyssey」、1100Hzという極限のスペック
Samsung Newsroomの発表によると、Samsungは2027年モデルとなるゲーミングモニターラインアップ「Odyssey」を発表した。ドイツで開かれたGamescom 2026で4モデルが紹介されており、49インチのOLED「Odyssey OLED G9」や、毎秒1100回の超高リフレッシュレートに対応する「G6」が目を引く。
1100Hzというリフレッシュレートは、ゲーミングモニターで主流だった240Hzから360Hzクラスを大きく上回る数字だ。1秒間に1000以上のフレームを表示できる実用上の意味は、eスポーツの競技シーンや開発・検証といった限られた用途に及ぶものの、パネル技術の成熟度をアピールする意図ははっきりしている。超ワイド画面の49インチOLED G9は、実績のあるOLED G9シリーズの発展形と読み取ることができる。
価格と日本での発売は現時点で明らかにされていない。Samsungのフラッグシップモニターはグローバル展開される製品が多く、日本にも流通してきた実績があるため、今回のラインアップの扱いがどうなるかは今後の展開次第というところだ。
IFA 2026で示されたLenovoの幅広いThink製品群
Lenovo StoryHubの発表によると、Lenovoはドイツ・ベルリンで開かれた家電・ITの見本市IFA 2026に合わせ、「Lenovo Advances Hybrid AI」と題してThinkシリーズの新製品群を発表した。ThinkCentreをはじめとするデスクトップや、ThinkBookなどのノートPCがラインアップに含まれている。


