Microsoftは9月26日、Microsoft 365 Copilotの新機能としてエージェントモードの提供開始を発表した。WordやExcel、Teamsを横断して指示を実行し、下書き作成から資料整理までを一括で進められる点が特徴だ。日本語環境に対応し、国内の法人利用を想定した管理機能と合わせて案内されている。
エージェントモードは従来の対話型アシストと異なり、目的を伝えると必要な手順を組み立てて自律的に作業を進める。会議の議事録からタスクを抽出し、担当者別の依頼文案を作成するといった使い方が紹介されている。Microsoftの発表によると、管理者向けの制御機能や実行ログの確認手段も同時に強化されている。
エージェントモードは何ができるのか
エージェントモードでは、利用者が自然文で目的を指示すると、Copilotが必要なアプリと操作を判断して処理を進める。Wordでの文書生成とExcelでの集計、Teamsでの共有を連続して実行できる。途中で不足する情報がある場合は質問を返し、条件がそろい次第作業を再開する。
具体的な場面として、企画書のたたき台作成やアンケート結果の整理が挙げられている。複数のファイルを参照しながら要約と表の作成を並行できるため、転記や整形の手間を減らせる。Microsoftの説明では、実行内容は履歴として残り、後から手順をたどれる構成になっている。
WordとExcelで変わる日常作業
Wordでは、箇条書きのメモや会議記録をもとに構成案と本文の下書きを生成できる。文体の統一や見出し付けも指示に含められ、長い文書の初稿作成を短時間で進められる。作成後は変更履歴が残るため、人が手を加えた箇所とAIが作った部分を見分けやすい。
Excelでは、表のクリーニングや集計、グラフ作成を言葉で指示できる。売上の月次推移や部署別の集計など、定型の分析パターンに対応する。ITmediaの報道では、数式の意味を日本語で説明する機能と合わせて、現場の担当者が検算しやすい点が紹介されている。