Lenovoの新しいAI基盤「Qira AI」が、PCとスマートフォンの連携を一歩進めた。PCMagの報道では、PCと携帯の間の分断をつなぐ仕組みとして紹介されている。デバイスをまたいだ作業を一つの流れにする発想が特徴だ。

背景には、テレワークとモバイル作業の併存がある。PCで開いた資料を外出先で続けたい、要点を端末を問わず共有したいという使い方が増えた。Qira AIはその接点をなめらかにする位置づけだ。

Qira AIは何をつなぐのか

Qira AIは、LenovoのPCとスマートフォンを連携させるAI機能群だ。PCMagの記事では、PCと携帯のドットを結ぶ存在として取り上げられている。デバイス間で作業を引き継ぎ、途切れさせない設計に力点がある。

従来のスマホ連携が通知の同期や画面ミラーリングにとどまっていたのに対し、作業の文脈を引き継ぐ点が特徴とされる。PCで調べた内容を手元で続けられる流れを目指している。

会議と日常作業での使い方

中心になるのは会議や文書作業など日常の作業を端末をまたいで続ける使い方だ。移動中に確認し、デスクに戻って編集するといった行き来を減らす狙いがある。

単体の処理性能ではなく、端末間の行き来を減らすことが差別化の方向だ。複数台持ちを前提にした連携が位置づけられている。

ハードウェア側の動きと連動

GadgetReviewの報道では、Lenovoが小型デスクトップのライバル機や過去最薄をうたうThinkBookの開発を進めていることが伝えられている。Qira AIはこうした新型PC群と組み合わせて使われることが見込まれる。

小型筐体や薄型ノートは持ち運びと省スペースを両立させる方向にある。そこにPCとスマホをつなぐQira AIが加わることで、自宅と外出先、オフィスを行き来する働き方との相性が高まる。

スマートグラスと並ぶAIデバイスの流れ

PCMagのギフト特集では、AI対応スマートグラスが取り上げられている。身に着けて使う機器にもAIが組み込まれつつある。

PCとスマホの連携を深めるQira AIとAIグラスは方向こそ違うが、AIが日常のデバイスに溶け込む点で共通する。2026年秋のガジェット動向は、単機能の性能競争から身の回りの機器同士の協調へ移っている。