Microsoft 365の利用環境で動作するAIエージェント開発環境「Agent Builder」が、入門者向けの題材として注目されている。日経クロステックによると、同環境は追加のライセンスを用意することなく使える点が特徴と紹介されている。
書籍『Microsoft 365で業務効率化 ステップアップで作るCopilotエージェント』(日経BP)からの抜粋として、話しかけると時間帯に応じたあいさつを返す「あいさつエージェント」の作成手順が公開されている。最小構成のエージェントを作りながら、AIエージェントの基本的な考え方を体験する内容だ。
追加ライセンスなしで使える開発環境の位置づけ
Agent Builderは、Microsoft 365の環境内でAIエージェントを作るための開発環境として提供されている。日経クロステックの特集では、別途のライセンスを用意しなくても利用できることが強調されている。日常的に使うMicrosoft 365から離れずに試せるため、導入の手間が小さい。
企業における生成AIの利用はすでに広がっている。総務省「令和7年版情報通信白書」の調査では、2025年初頭の時点で日本企業の55.2%が何らかの業務で生成AIを活用していると回答したことが、インソースの解説で紹介されている。使うかどうかではなく、どう使いこなすかが問われる段階に入っている。
あいさつエージェントが示す最小構成の動き
今回の特集で作る「あいさつエージェント」は、ユーザーの呼びかけに対して時間帯に応じたあいさつを返す仕組みだ。日経クロステックによると、完成イメージが図示され、はじめの一歩として適した規模にまとめられている。複雑な連携を省き、応答の流れに集中できる。
時間帯による切り替えは、日時情報をもとに応答文を変える処理で実現する。午前や午後、夜間といった区分に応じて定型文を返すだけでも、条件分岐と応答生成の関係が具体的に理解できる。小さな成功体験を積みやすい構成になっている。