アップルが9月16日に発表会を開催したとの報道がある。その内容は、これまで以上にAI色が強かったとみられる。中心となったとみられるのは、次期モデルと報じられる「iPhone 17 Pro」に搭載されるとされる「Apple Intelligence」の機能拡充と、watchOSをはじめとするOSアップデートだ。発表を報じた各メディアによると、アップルはカメラ性能やチップの進化にとどまらず、日常の操作をAIが先回りして支援する方向性を明確に打ち出したという。
iPhone 17 Proと報じられる新型が目指す「カメラとAIの融合」
iPhone 17 Proと報じられている新型iPhoneでは、カメラ機能とAI処理の連携が大きな柱になるとみられる。報道によると、従来のフォトグラフスタイルを進化させた「フォトグラフスタイルPro」という機能では、肌の質感や色合いなどの調整をAIがリアルタイムで処理できるようになるという。撮影後に設定を変更できるだけでなく、被写体の肌トーンを保ちながら背景の色味だけを変えるような、細かな編集も可能になるとされている。
また、今年後半に提供予定と報じられている「Visual Intelligence」は、カメラで捉えた物体や場所をAIが即座に認識し、関連情報を表示する機能だとされる。レストランのメニューをかざせば栄養情報が表示されたり、掲示物に書かれた日付をそのままカレンダーアプリに追加できたりするという。ほかのAI搭載スマートフォンとの差別化として、アップルはカメラの光学系とAIの組み合わせによる実用性を強調しているとみられる。
A19 Proと報じられるチップが支えるオンデバイス処理
iPhone 17 Proに搭載されると報じられている「A19 Pro」チップは、Apple Intelligenceのオンデバイス処理を強力に支える設計だとされる。報道によると、CPU・GPU・Neural Engineのすべてが従来モデルより高速化されており、特にNeural Engineの性能向上がAI機能のレスポンス改善に貢献するとみられる。プライバシー保護の観点から、できるだけ端末内で処理を完結させる方針は今回も維持される見込みだ。
このオンデバイス処理の強化は、クラウド依存のAIアシスタントに懐疑的なユーザーにとって重要なポイントだ。音声入力や文章要約、写真の検索といった頻繁に使う機能は端末内で処理されるため、通信環境を選ばずに動作する。アップルはプライバシー重視の姿勢を明確にしながらも、搭載するAI機能の幅を広げており、生成AI時代のスマートフォン戦略として注目を集めつつあるとみられる。